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週末16日のニューヨーク株式相場は、米経済の減速懸念が後退する中、4日続伸。
今週発表された統計はインフレの鈍化基調を示す一方、消費や労働市場の底堅さを示す内容だった。
米経済が成長を維持しながらインフレも落ち着く「ソフトランディング(軟着陸)」を達成するとの期待が広がった。
前日までの3営業日で大幅上昇していたため、利益確定の売りも出て、両指数ともマイナス圏に沈む場面もあったものの、おおむね堅調な地合いとなった。
米商務省が朝方発表した7月の住宅着工件数は、前月比6.8%減の123万8000戸と市場予想を下回った。
一方、米ミシガン大学が発表した8月の消費者景況感指数は67.8となり、前月から上昇した。
来週21日には7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表される。
また、23日には経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演する予定だ。
市場関係者からは「9月の利下げ方針が示唆されることが期待されており、雇用情勢などに対する分析も注目される」(日系証券)との声が聞かれた。
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