✅ダウ+1.26%
✅ナス+1.15%
✅SP500+1.21%
15日のニューヨーク株式相場は、米利上げ長期化に対する懸念が後退する中、反発。 米連邦準備制度理事会(FRB)は前日、利上げ見送りを決めた。だが、政策金利見通し(中央値)では、2023年末までに0.25%幅であと2回利上げするシナリオが示されたため、市場の想定以上の利上げ予想が前日のダウを押し下げる要因となった。 この日朝方発表された経済統計では、5月の小売売上高が市場予想を大幅に上回り、個人消費の底堅さが明らかになった。一方、新規失業保険申請件数は市場予想を上回り、労働市場の需給が緩和しているとの見方が広がったほか、5月の輸入物価指数は前年同月比の低下幅が3年ぶりの大きさを記録した。 今週公表の消費者物価指数(CPI)など物価統計に加え、この日の指標でもインフレ圧力低下が確認されたため、FRBの利上げ長期化に対する懸念が和らいだ。幅広い業種の銘柄に買いが入り、午前から堅調に推移したダウは午後に一段高となった。 この日は中国政府が景気浮揚策を計画しているとの一部報道もあり、地合いが強まった。また、朝方の経済統計を受けて米長期金利が低下したことから、ハイテク株に買いが入りやすかった。 個別銘柄では、マイクロソフトが3.2%高と、ダウ銘柄で最大の上昇率を記録。米メディアによると、過去最高値を更新した。
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