米国株 NYダウ、6年超ぶり11連騰。企業業績に期待感。

週明け24日のニューヨーク株式相場は、堅調な米企業業績に対する期待感が根強い中、2017年2月以来6年超ぶりに11営業日続伸。

この日は材料に乏しかったものの、今週は25日以降、米主要企業の4～6月期決算発表が相次ぐ。特にマイクロソフト、アルファベットなどIT大手の決算が注視。

現在の決算発表シーズンのこれまでのおおむね好調な業績を踏まえ、今週の注目企業の決算にも楽観的な見方が広まる中、ダウは朝方から堅調な値動きを維持した。

また、今週は注目の連邦公開市場委員会（FOMC）が開かれ、0．25％の利上げが確実視されている。特にパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の発言が待たれているが、現行サイクルでの利上げが終わりに近いとの見方や、景気が軟着陸できるとの期待感が株式相場の支援材料となった。

石油大手シェブロンが前日、4～6月期の決算発表に先立ち、前年同期比で減益だったと公表。極めて好調だった前年同期の利益からはほぼ半減したものの、米メディアによると、市場予想を上回る内容となり、買いが集まった。