米国株 ダウ4日続伸、47ドル高。米利上げ長期化への警戒緩む。

13日のニューヨーク株式相場は、インフレ圧力の鈍化を示す米経済指標を受け、利上げ局面長期化への警戒感が後退し、4日続伸。

朝方発表された6月の卸売物価指数（PPI）とコア指数は市場予想を下回る小幅な伸びにとどまった。

前日公表の消費者物価指数（CPI）だけでなく、この日も物価上昇圧力の鈍化が確認されたため、連邦準備制度理事会（FRB）の利上げ局面が近く終わるとの期待が高まった。

ダウは取引序盤から買い安心感が広がる中、買い優勢で推移。今週低下基調となっている米長期金利を支援材料にハイテク株主導で強含みの展開を維持した。ナスダックは年初来高値を更新し、昨年4月以来約1年3カ月ぶりに1万4000の大台に乗せて引けた。

午前発表された最新週の新規失業保険申請件数は2週ぶりの改善となり、労働市場の底堅さが示された。

JPモルガン・チェース、シティグループなどの4～6月期決算が14日に予定されており、市場では同日以降公表の米金融会社の業績に注目が集まっている。