✅ダウ+1.34%
✅ナス-0.25%
✅SP500+0.20%
11日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による短期国債の購入決定で買い安心感が広がり、大幅続伸。
ダウは、先月中旬以来1カ月ぶりに史上最高値を更新して取引を終えた。
一方、人工知能(AI)関連銘柄の売りに押され、ハイテク株中心のナスダック総合指数は60.30ポイント安の2万3593.86で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億2981万株減の12億1997万株。
FRBは9、10両日に開いた金融政策会合で、短期金融市場の逼迫(ひっぱく)を和らげるため、短期債を毎月買い入れることを決めた。まずは12日から400億ドル(約6兆2000億円)分を購入。
資金供給の規模が想定よりも大きく流動性が高まるとの期待感から、ゴールドマン・サックスといった金融株など幅広い銘柄が買われた。
投資家が重視するS&P500種株価指数も最高値を塗り替えて取引を終えた。
国債買い入れは短期市場の安定化が狙いだが、市場では「景気刺激につながる」(日系証券)との観測が浮上。当面は相場が下支えされるとの楽観的な見方も広がりつつある。
他方、米IT大手オラクルは11%安と急落。同社が前日開示したAIデータセンター向け設備投資額が過剰との懸念が強まった。半導体大手エヌビディアなどにも売りが波及し、ナスダックを押し下げた。
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