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30日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期利下げに慎重姿勢を示したことを嫌気した売りが先行し、3日続落した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比8742万株増の11億7429万株。
FRBはこの日の連邦公開市場委員会(FOMC)で5会合連続の利下げ見送りを決めた。
FOMCの内容を見極めたいとの思惑からダウは売り買いが交錯していたが、終了後は一時的に買いが先行した。
パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、9月会合での利下げについて「何も決まっていない」と言明。トランプ米政権の高関税政策によるインフレ再燃リスクを防ぐことを念頭に、現在の政策スタンスが適切との見解を示した。
市場では「9月利下げはなさそうだ」(日系証券)との見方からリスク回避の売りが膨らみ、ダウの下げ幅は一時400ドルに迫った。
一方、パウエル氏は利下げの「適切なタイミング」を探っていると表明。
利下げ再開時期がそれほど遠のかないとの観測も広がり、ダウは引けにかけて下げ幅を縮めた。

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