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11日のニューヨーク株式相場は、インフレ圧力減退を示す米物価統計が好感される中、続伸。
朝方公表された注目の6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇。
伸び率は3カ月連続で低下し、市場予想を下回った。
CPIを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げに踏み切るとの観測が台頭。心理的な下支え要因となり、ダウ平均は朝方から総じて強含みに推移した。
ただ、ダウは終日プラス圏を中心とした値動きとなったものの、マイクロソフトなど最近上昇基調のハイテク銘柄に売りが膨らみ、上値も重かった。
ナスダックは前日まで7営業日連続で過去最高値を塗り替えていた。
生成AI(人工知能)ブームが追い風となる中、このところ特に半導体大手エヌビディアに買いが集まっているが、この日は半導体株は売り込まれた。
CMEグループのフェドウオッチによると、9月の米利下げ確率は約84%と、前日の約70%から上昇。
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