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2日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が高まったことに買い安心感が広がり、続伸。
ナスダック総合指数は149.46ポイント高の1万8028.76と、2日連続で史上最高値を更新して引けた。
FRBのパウエル議長は、ポルトガルで開かれた欧州中央銀行(ECB)主催の会合に参加し、直近の経済指標を踏まえ、「インフレ鈍化の道に戻っている」と指摘した。
具体的な利下げ時期は言及しなかったものの、発言内容が金融緩和に前向きな「ハト派」と受け止められ、利下げ期待が台頭。相場にプラスに働いた。
電気自動車(EV)大手のテスラは10.2%高。
この日発表した4~6月期の新車販売台数が想定ほど落ち込まなかったことが好感されたことで、買いが膨らみナスダックを押し上げた。
投資家が重視するS&P500種株価指数も最高値を塗り替えて取引を終えた。
一方、米労働省が2日公表した5月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人数は前月比22万1000件増の814万件と、市場予想を上回った。
雇用情勢の底堅さからFRBによる金融引き締めの長期化観測が一部で浮上。相場の上値を抑えた。
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