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週末31日のニューヨーク株式相場は、米経済指標を受けてインフレに対する過度な警戒感が和らぎ、大幅反発。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比574.84ドル高の3万8686.32ドルで終了し、上げ幅は今年最大となった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比10億9296万株増の20億556万株。
米商務省が朝方発表した4月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.7%上昇と、市場予想と一致した。インフレ率が大きく上振れなかったことに買い安心感が広がった。
PCEの伸び率は前月から横ばいでインフレ鈍化に大きな進展が見られなかった。
ただ、米景気に対する楽観論や、連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利下げ期待を背景に、ダウは引けにかけて上げ幅が拡大し、一時600ドルを越えた。
一方、これまで相場をけん引してきた米半導体大手エヌビディアは売られた。米
ブルームバーグ通信は、米政府が同社などの生成AI(人工知能)向け半導体の中東への輸出許可を遅らせていると報道。
中国への迂回(うかい)輸出を警戒したものとみられ、市場参加者は「業績に影響を与えるとの懸念が売りにつながった」とみている。
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