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週末23日のニューヨーク株式相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が9月の利下げ開始を明示したことでリスク資産の株を買う動きが強まり、反発。
ニューヨーク証券取引所の出来高は7912万株増の8億1567万株。
パウエル氏は23日行った講演で、金融政策を転換する「時機が到来した」と述べ、9月の利下げ開始を明確にした。
米長期金利低下への期待から、半導体大手エヌビディアやアップル、テスラなどを中心に大半の銘柄が買われた。不動産や住宅関連、中小型株にも積極的な買いが入った。
市場では9月の米政策金利の引き下げ幅が0.25%となる確率が6割超、0.50%の確率が3割超織り込まれている。
投資家からは「9月初めに発表される米雇用統計で失業率が上振れすれば、0.50%の利下げ観測が高まる」(日系証券)との見方が聞かれた。
23日発表された7月の米新築一戸建て住宅販売件数は前月比10.6%増の73万9000戸で、前月の数値は上方修正された。米住宅市場の堅調さを示す内容で、株価を下支えした。
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