✅ダウ-0.48%
✅ナス+0.03%
✅SP500+0.29%
10日のニューヨーク株式相場は、前日の史上最高値更新を受けた利益確定売りが先行し、3営業日ぶりに反落した。
ナスダックは3日連続で最高値を塗り替えて引けた。
S&P500種株価指数も最高値を更新して取引を終えた。
前日に強気な業績見通しを示したIT大手オラクルが36%高と急騰。
S&P500とナスダックを押し上げた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9608万株増の11億1097万株。
米連邦準備制度理事会(FRB)が今月半ばの金融政策会合で利下げを再開し、景気浮揚につながるとの期待感から足元の相場は最高値圏で推移。
ただ、過熱気味の相場に対する警戒感も根強く、利食い売りが出やすい地合いだった。米IT大手アマゾン・ドット・コムなどがダウ平均を押し下げた。
翌11日には8月の米消費者物価指数の発表を控える。
トランプ関税による物価高の影響などの見極めたいとの思惑から、積極的な取引は手控えられた。
一方、米労働省が朝方発表した8月の卸売物価指数は前月比0.1%低下と、市場予想(0.3%上昇=ロイター通信調べ)を下回った。
トランプ関税が警戒していたほど物価高を招いておらず、市場では「9月利下げは確実」(日系証券)との見方が広がり、相場の下値が支えられた。
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