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31日のニューヨーク株式相場は米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ期待が後退する中、4日続落した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億1706万株増の14億9135万株。
米商務省がこの日発表した6月の米個人支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.6%上昇と、伸び率は2カ月連続で拡大。市場予想(2.5%上昇=ロイター通信調べ)も上回った。
変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は前月と同水準の2.8%。両指数ともにRBの物価目標である2%を依然として上回っており、市場では早期利下げ観測が後退する中、リスク回避の売りが膨らんだ。
日系証券筋は、前日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でのパウエルFRB議長の発言はタカ派寄りだったと分析。
インフレが高止まりし、労働市場が大幅に悪化していないことを踏まえれば、「9月の利下げ決定は難しい」と予想した。
また、トランプ米大統領の高関税政策を巡る不透明感も重荷となった。
一方でマイクロソフトは4%近く上昇。前日発表した同社の四半期決算はクラウド事業の力強い成長を追い風に前年同期比で2桁の増収増益となり、いずれも四半期として過去最高を更新した。同社の時価総額は一時4兆ドル(約600兆円)を突破。時価総額4兆ドルの大台乗せは、エヌビディアに続き2社目となった。
前日堅調な決算を公表したメタも11%超上昇した。
そのほかの個別銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループが6%超安と下げが目立った。

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