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27日のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領が掲げる高関税政策に警戒感が強まる中、リスク回避の売りが進み続落。
トランプ氏は27日、中国からの輸入品に対し、3月4日からさらに10%の追加関税を課すと表明。
発動を延期していたメキシコ・カナダには予定通り25%の関税を導入すると宣言したことも相まって、市場では景気の先行きに対する懸念が高まり、金融や建機などの銘柄に売りが出た。
前日に決算を公表した米半導体大手エヌビディアは8%超安と、相場を押し下げた。業績は市場予想を上回った一方、2~4月期の粗利益率の見通しが予想に届かなかったことに失望感が広がった。市場参加者は「現在の株価水準を安定的に維持するほどの業績予想ではなかった」(日系証券)と指摘した。
27日発表された経済指標は内容がまちまちだった。
米商務省が公表した2024年10~12月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比2.3%増と底堅さを保った。
他方、新規失業保険申請件数は前週比2万2000件増の24万2000件と、2週連続で悪化した。
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