✅ダウ-1.09%
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10日のニューヨーク株式相場は、3月の米消費者物価指数(CPI)でインフレの根強さが示され、早期の米利下げ観測が一層後退したことを受け、大幅続落。
この日朝方発表された3月のCPIは前年同月比3.5%上昇と、伸び率は前月から2カ月連続で加速した。
市場予想も上回り、6月に見込まれている利下げ開始時期が遅れるとの観測が浮上。
米長期金利が4.5%台に急騰し、ハイテク株など幅広い銘柄の売りが膨らんだ。
中東情勢の緊迫化に伴い足元の原油先物相場は高止まり状態が続いており、インフレが再燃するリスクもくすぶる。原油高に拍車が掛かれば、「年内3回を織り込んでいた利下げ回数が1~2回に減る」(市場参加者)可能性もあり、株式相場の押し下げ要因になりかねない。
午後に公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、インフレ鈍化について「幾分スムーズではない道筋」が続くとの認識で、参加者がほぼ一致。一方、年内のある時点で利下げが適切との判断が示されたことに安心感が広がり、ダウは取引終盤に下げ幅が縮んだ。
ダウ構成銘柄はほぼ全面安となった。
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