23日のニューヨーク株式相場は、予想を下回る業績見通しを示した米工業・事務製品大手スリーエム(3M)が大きく売られ、4営業日ぶりに反落。
3Mがこの日公表した2024年通期の利益見通しは、中国経済の減速などを念頭に、市場予想を下回る慎重な内容だった。23年通期の純損益が赤字に転落したことも相まって同株の終値は11%安と急落し、相場の足を引っ張った。
一方、物価高を抑えつつ景気後退を回避する軟着陸期待に加え、予想を上回る決算内容だった家庭用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などに買いが入り、引けにかけて下げ幅が縮まった。
コメント