✅ダウ+0.47%
✅ナス+1.28%
✅SP500+0.98%
1日のニューヨーク株式相場は、低調な米経済統計を受けて米利上げ観測が後退する中、反発。 朝方発表された米民間雇用サービス会社ADPの全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が市場予想を上回る内容。新規失業保険申請件数は悪化したものの市場予想を下回り、労働市場の堅調さが示された。これらの指標を受けて米金融政策の不透明感が広がり、取引序盤のダウは売りが先行した。 その後明らかにされた米サプライ管理協会(ISM)の米製造業PMIが市場予想を下回り、景気減速が意識されたため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送るとの見方が台頭。米債務上限問題で米国がデフォルト(債務不履行)に陥ることへの懸念が和らいだことも地合いを強める要因となり、ダウは買いが優勢な展開に転じた。 ただ、翌日に金融政策への影響が大きい雇用統計の公表を控えており、ダウは上値を追う展開とはならなかった。このところ米半導体大手エヌビディアがハイテク株の上げをけん引する中、ナスダックは終値で昨年8月以来約10カ月ぶりの高値を付けた。
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