✅ダウ+1.47%
✅ナス -0.23%
✅SP500+0.37%
30日のニューヨーク株式相場は、好決算を発表した米顧客管理ソフトウエア大手セールスフォースなど一部銘柄に買いが集まり、3日続伸。 優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比520.47ドル高の3万5950.89ドルと、年初来高値を更新して終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は32.27ポイント安の1万4226.22で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9億3851万株増の19億2586万株。 前日公表されたセールスフォースの2023年8~10月期決算は前年同期比で増収増益。業績見通しの上方修正も好感され、取引序盤から急伸したセールスフォースがけん引する形でダウは買い優勢で推移した。 また、午前に発表されたシカゴ景況指数(PMI、季節調整済み)が市場予想を上回る大幅な伸びを記録。ボーイングなど景気敏感株に買いが広がり、ダウは取引終盤に上げ幅を拡大。500ドル超上げて取引を終えた。一方、この日は米長期金利上昇がハイテク株の重しとなった。 10月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比で2021年3月以来2年7カ月ぶりの低い伸び。インフレの落ち着きが示されたが、市場では「この日はPCE物価指数の影響はなかったようだ。(12月1日の)パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が注目される」との指摘が聞かれた。
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