米国株 NYダウ続落、70ドル安。景気敏感株に売り。

13日のニューヨーク株式相場は、景気敏感株を中心に売られ、続落。

朝方発表された注目の8月の米消費者物価指数（CPI）は最近のエネルギー高を受け、伸びは2カ月連続で加速。市場予想も上回った。ただ、市場予想のほぼ範囲内にとどまったとの安心感が広がり、取引序盤のダウは買いが先行した。

ただ、この日はCPI以外の手掛かりに乏しい中、翌日公表の小売売上高、卸売物価指数（PPI）を控え、買い一巡後はマイナス圏に沈むなど方向感に乏しい値動きとなった。終盤のダウはスリーエムなど景気敏感株を中心に売られ、軟調に推移した。

市場では「CPIはほぼ想定の範囲内と言える内容。CPI発表の日にしては市場は静かな1日だった」（日系証券）との指摘が聞かれた。