✅ダウ-0.13%
✅ナス+0.14%
✅SP500+0.07%
9日のニューヨーク株式相場は、今週公表される米物価統計への警戒感が広がる中、続落。
ナスダック総合指数は、6営業日連続で過去最高値を更新して引けた。
この日はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が注目されたが、大きなサプライズはなかった。
前週末発表の米雇用統計で労働市場の過熱感の沈静化が示されたものの、発言内容はさほどハト派的ではないとの見方も浮上し、午前に米長期金利が上昇。ダウ平均の圧迫要因となった。
ただ、朝方売られていたユナイテッドヘルス・グループなどヘルスケア関連銘柄が値を戻したほか、ゴールドマン・サックスなど金融株の一角も買われ、午後に入るとダウ平均はプラス圏に浮上。
その後は、利下げ見通しを占う上で極めて重要な米消費者物価指数(CPI)公表を11日に控え、材料に乏しい中、前日終値を挟んで方向感に乏しい展開となった。
終盤のダウは、マイクロソフトなどハイテク株の一角やボーイングなど資本財銘柄主導で軟調に推移したが、下げ幅は限られた。
ナスダックは過去10営業日のうち、6月28日を除く9営業日で上伸。
生成AI(人工知能)ブームが追い風となる中、代表格の半導体大手エヌビディアはこの日も買われており、6月以降のナスダックの上昇基調に変化はない状況。
コメント