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12日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが後ろ倒しになるとの見方が強まり、続落。
朝方発表された5月の米消費者物価指数(CPI)はインフレの鈍化を示す内容で、ダウ平均は取引開始直後に一時370ドル超上昇。
ただ、午後にFRBの金融政策決定を控える中で上げ幅を縮めた。終盤には、FRBによる年内の利下げ回数の想定が従来の3回から1回に減ったことが嫌気され、マイナス圏に沈んだ。
市場参加者からは「利下げ回数の想定は2回に減るとみていたが、1回になったのは衝撃だった」(日系証券)と驚きの声が聞かれた。
一方で、声明にインフレ鈍化の進展を認める表現も盛り込まれるなど、「それほどタカ派的な印象ではない」(同)という。
CPIが好感されてハイテク大手の多くが値上がりした半面、生活必需品や一般消費財などが弱かった。
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