✅ダウ-1.51%
✅ナス-2.43%
✅SP500-1.83%
週末2日のニューヨーク株式相場は、低調な雇用統計を受けて米景気を巡る懸念が高まり、大幅続落。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億0104万株増の12億2161万株。
朝方発表された7月の雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数の伸びが前月実績から縮小し、市場予想を下回ったほか、失業率も悪化した。
前日にはサプライ管理協会(ISM)の米製造業購買担当者景況指数(PMI)がさえない内容だったこともあり、急速に米景気を巡る懸念が広がった。
市場でリスク回避の動きが強まる中、ダウ平均は取引序盤から売りが先行。4万ドルの大台をあっさりと割り込み、午前に下げ幅が一時1000ドルに迫った。
午後に入っても景気敏感株などが売られ、終日軟調な展開が続いた。前日とこの日の下げ幅は計1100ドルを超えた。また、ナスダックの下落率は2.4%に達した。
市場では「雇用統計を受けて急速な景気悪化が意識された」(機関投資家)との声が聞かれた。
業種別ではユナイテッドヘルス・グループなどのヘルスケアがほぼ全般に堅調だった一方、ボーイングなどの資本財は軟調だった。
ダウ銘柄では、前日に赤字決算と大規模な人員削減策を明らかにしたインテルが約26%安と、下げがきつかった。
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