✅ダウ-0.14% ✅ナス-0.04% ✅SP500-0.01% 1日のニューヨーク株式相場は、米国の利上げが長引くとの見方から長期金利が上昇し、ハイテク株が売られて反落。 米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行の経営破綻に伴い、地方銀行株も下げた。 ファースト銀が1日に大規模な預金流出を背景に経営破綻したことで、資産規模が全米40位のウエスタン・アライアンス銀行の親会社など地方銀行株が売られた。 ただ、JPモルガン・チェースが1日、ファースト銀の大部分の資産を買収し、全預金を引き取ると表明するなど円滑な対応に踏み切ったことで、金融システム不安は後退。市場では、「(他の地銀に対して)しばらく様子見の状態が続く」(邦銀)との見方が広がる。 バイデン米大統領は、JPモルガンによるファースト銀の買収について「銀行システムの安全性と健全性を確実にする」と強調した。その上で、納税者の負担は生じないと述べた。 JPモルガンがファースト銀を買収したことが好感され、ダウは上昇して取引を開始したものの、マイクロソフトなどハイテク株が引けにかけて下落したことが押し下げ要因となった。 米サプライ管理協会(ISM)が1日朝方に発表した4月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.1と市場予想を上回り「6月以降も連邦制度準備理事会(FRB)による利上げが続く」(日系証券)との観測が強まったことで、長期金利が上昇。これにより、国債保有の方が相対的に有利となり、ハイテク売りにつながった。
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