米国株 ダウ5日続伸、113ドル高。ナスダックは安い。

週末14日のニューヨーク株式相場は、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループの好決算などを背景に5日続伸。 この日発表されたユナイテッドヘルス・グループの4～6月決算は増収増益で、1株当たり利益が市場予想を上回った。ダウ銘柄の多くが利益確定売りに押される中、7％超値上がりして全体を主導した。 JPモルガン・チェースも同日決算を発表。好調な内容を受けて一時2．7％高まで上昇し、0．6％高で引けた。「決算への期待を織り込んで前日までに5日続伸していたことから、きょうの上値は限られた」（日系証券）という。 ダウ銘柄ではないが、同業ウェルズ・ファーゴとシティグループも決算を報告し、それぞれ0．3％安、4．1％安で終了した。 他に、米ミシガン大学がこの日発表した消費者調査で、7月の景況感指数（暫定値）が前月から大幅に上昇したことも相場を下支えした。 ナスダックは前日に年初来高値を更新し、1年3カ月ぶり高値を付けたことで、この日は利食い売りが優勢になった。