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2024年最後の取引となった31日のニューヨーク株式相場は、手掛かり材料に欠ける中、利食い売りが先行し、3営業日続落。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9547万株増の8億8660万株。
この日は年末年始で休みを取る市場参加者も多かった上、米経済指標の発表もなかったことから、薄商い。
これまで相場をけん引してきた電気自動車(EV)大手テスラや半導体大手エヌビディアなどに利益確定の売りが出た。
24年は生成AIブームに伴い半導体需要が底堅く推移するとの観測からエヌビディアなど関連銘柄が大きく値を上げた。
共和党のトランプ前大統領の返り咲きが決まった11月以降、規制緩和が進むとの期待が膨らみ金融株なども買われ、ダウは終値として初めて4万5000ドルの大台を突破。ナスダックも高値圏で推移した。
ハイテク株主導の米国の株高は日本にも波及した。
24年の大納会を迎えた30日の東京株式市場では、日経平均株価の年末終値が35年ぶりに最高値を更新。
企業業績の拡大見通しや、景気の楽観論などが支えとなり、25年の米株式相場は「上昇基調が続く」(市場参加者)との見方が広がりつつある。
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