✅ダウ+0.43%
✅ナス+0.09%
✅SP500+0.27%
10日のニューヨーク株式相場は、発表が本格化する企業決算に関心が集まる中、続伸。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比192.34ドル高の4万4650.64ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は19.32ポイント高の2万0630.66と、2日連続で史上最高値を更新して引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2572万株増の11億714万株。
米航空大手デルタ航空がこの日発表した4~6月期決算は大幅な増益。トランプ米政権の高関税政策を巡る不透明感を考慮し、通期業績予想をいったん取り下げていたが、今回は強気な利益見通しを示した。
市場では「関税など負の要因が多くある中でも、思っていたような厳しい内容ではなかった」(日系証券)との受け止めが広がり、デルタ株は12%高と急伸。他の航空大手にも買いが波及し、相場が押し上げられた。
投資家が重視するS&P500種株価指数も最高値を塗り替えて取引を終えた。
来週以降、JPモルガン・チェースなど金融大手が決算を相次いで公表する。
高関税政策下でも消費は底堅さを保っていることなどから、市場では比較的好調な決算が予想されている。
半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が10日公表した4~6月期の売上高は市場予想を上回った。
半導体需要の底堅さが改めて確認され、エヌビディアなど関連銘柄に買いが入ったことも相場を支えた。

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