11日のニューヨーク株式相場は、昨年12月の米消費者物価指数(CPI)でインフレの根強さが示唆された中、小幅続伸。
この日公表された12月のCPIは前年同月比3.4%上昇と、4カ月ぶりに伸びが加速し、市場予想を上回った。
新規失業保険申請件数が減少し、労働市場の底堅さが意識されたことも相まってインフレに対する警戒感が台頭。米早期利下げ観測が後退し、ダウの下げ幅は一時270ドルを超えた。
ただ、長期金利の低下に加え、米景気が大きく冷え込まず「軟着陸」に向かうとの見方を受け、相場は引けにかけて持ち直した。
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