✅ダウ+1.89%
✅ナス+1.87%
✅SP500+1.51%
週末22日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて早期の利下げ期待が高まり、大幅反発。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比846.24ドル高の4万5631.74ドルと、昨年12月4日以来8カ月半ぶりに史上最高値を更新して終了。上げ幅は一時900ドルを超えた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は、前日比1億9290万株増の10億9078万株。
パウエル氏はこの日、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、利下げの検討を「慎重に進められる状況にある」と述べた。
市場は、政策金利の引き下げに後ろ向きな姿勢が示される可能性を警戒していたが、「予想よりもハト派的」(米金融大手)と受け止められ、9月の利下げ観測が拡大。景気が下支えされるとの安心感から金融やITなど幅広い銘柄が買われた。
景気動向に敏感とされる米建設機械大手キャタピラーが4.3%高。金利が下がれば住宅購入やリフォームが増えるとの見通しを背景に、米住宅改装用品小売り大手ホーム・デポが3.8%高。企業の合併・買収(M&A)案件が活発になるとの期待から米金融大手ゴールドマン・サックスが3.6%高などとなった。
一方、ディフェンシブ銘柄は売られ、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは1.3%安。
今週売り浴びせられてきたIT関連株はこの日、買い戻された。
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