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10日のニューヨーク株式相場は、金融株が売られる中、反落。
純金利収入の見通しが厳しくなると公表した米金融大手JPモルガン・チェースは5.2%安と、大きく値を下げた。
米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化の恩恵を受け、同社は巨額の純金利収入を確保してきたが、市場では「景気の先行きが悪くなる」(日系証券)との懸念が浮上。他行にも株安が波及した。債券などの部門の収入が落ち込むとの見通しを示したゴールドマン・サックスも4.4%安だった。
市場参加者は「ハイテク株から金融株などに資金が流れる足元の動きがいったん止まった」(同)と振り返った。エヌビディアなどハイテク株に買いが入った。
一方、11日に8月の米消費者物価指数(CPI)の公表を控える中、インフレが安定的に低下しているか見極めたいとの思惑から、様子見ムードも漂った。
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